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サウンドディレクションが奥深い!

以前の記事から大分間が空いてしまいましたね...

おすすめの曲紹介、おすすめのプラグイン、作曲の方法などなど

何の記事を書こうか色々悩んでいたのですが、

今回はサウンドディレクションについてお話しようと思います。

ちなみに、曲紹介くらいTwitterでやればいいじゃん!ということに気が付いたので、

つい先日よりハッシュタグにて日替わりでおすすめの曲を

一言コメント付きで紹介するという企画を始めました!w

こちらのアカウント(@primulatelier)もしくは#結愛おすすめの1曲

で検索してみてください。

サウンドディレクションとは?

 

さて、では本題に入っていきますね!

まずサウンドディレクションとは何ぞやということですが、

ディレクションを行う人のことをディレクターと呼びます。

wikipedia先生によるとディレクターとは、

「制作物の作品としての質に責任を持つもののこと。

 制作物の経済的責任を持つプロデューサーと対をなすポジション。

 日本では主にテレビ関係の制作において、スタジオやロケーション先で、

 出演者やカメラマン、音声などの技術スタッフを指揮しながら、

 作品の構成を直接行う演出責任者の職種をいう。」

とあります。

早い話が、映画で言うなら「監督」ですね。

プロデューサーが売れるために作品の方向性や狙う層を決めた後、

ディレクターはその内容のものをできるだけ高品質でつくろうぜ!

という感じでしょうか。

僕はそのような印象を持っています。

そして音楽面に関して、質をひたすら追求するのがサウンドディレクションです。

じゃあ作曲者や編曲者と同じじゃないの?

 

このような見出しを付けたからにはお分かりかと思いますがw

実は同じではありません。全くの別物です。

なんならその作品中でたった1曲も作らなくても大丈夫です。

上記の通り、作品全ての音がでるものに対して最高の質を考えることが必要です。

BGM以外にもSEやボイスはもちろん、それらの音量バランスに気を遣ったり、

ゲームだと実装面、はたまた進行管理までケアをする必要があることもあります。

が、今回はBGMについてのみ考えることにしますね。

例えば皆さんご存知であろう、ハリーポッターの映画を思い浮かべてみてください。

ホグワーツ城を、その周りを囲む湖をカメラがぐるりと移し、いざ城の中へ!というシーン。

脳裏にあの有名なテーマ曲が浮かんでくるでしょう。

このシーンにサザエさんの陽気で少し間抜けな「タララララン♪タララララン♪」

という曲を当てはめてみたらどうでしょうか?

...神秘的な雰囲気が台無しになることが容易に想像できますよね。

サウンドディレクターは大きく見れば「作品全体を通しての世界観」に、

細かくみれば「あるワンシーン」にどのような曲が合うかを考えます。

考えるだけ?その通りです。

「ここの緊迫したシーンにはマイナー調で不協和音をいっぱい使った曲が合いそうだなあ。」

「楽器構成はオーケストラ編成がよさそうだね~。」

そう思ったらそういう曲を作るのが得意な作家さんに頼めばいいのです。

もちろん自分で作っても構いませんが。

ドラクエⅧのレティスに乗って空を飛ぶシーンには、

ドラクエⅢで使用された「おおぞらをとぶ」が使用されました。

ラーミアのテーマ曲がなぜここで使われるんだ?と思っていましたが、

後にレティスは別世界でラーミアと呼ばれている、

という事実がわかった時は鳥肌ものでした。

ブレスオブザワイルドでは、ゾーラの里やコログの森などで

過去作のBGMフレーズが多々出てきましたが、

恒例のテーマ曲だけは流れないなあと思っていたところ、

最終盤のハイラル城で荘厳で勇ましくアレンジされたテーマが流れ、

プレイそっちのけで聞き入ってしまいました。

(その後すぐガーディアンにやられましたw)

このように視聴者、プレイヤーの心象をいとも簡単に操作できる立場にあるわけです。

なかなか面白そうでしょう?

さてなかなか長くなってしまいそうなので、一旦ここらへんで区切らせて頂きますね!w

次回はサウンドディレクション必要なスキルやお薦め作品の紹介などしようと思います!

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